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コラム(今月の言葉)|Column
あなたの受け止め方が、不安を呼び寄せる。「不安を自分でコントロールする方法」を知る。


起きていない未来のことについて、「起こってしまったらどうしよう」と考えることは悪いことではありません。でもただ、不安だけを募らせるのは、自分自身を不安で縛りつけるだけですね。

「どうしよう」と考えて、そのまま止まっていると、自分の幸福を手の届かないところに逃がしてしまいます。

たとえば「これから先、地震が起こるのではないかと不安で仕方ない」というイメージは、脳に影響します。その不安によって脳に描かれた「マグニチュード8の地震が来た」という悪いイメージが、こころや身体に影響します。起きてもいない地震に、ただただ怖いと不安がっていると、不安がどんどん大きくなってしまうのです。

想像してみてください。学生の時、「テストの点数が80点だった」とします。あなたは、その80点をどう意味づけしますか。



「平均点より上なら良い。」と思うか、「100点取れてない自分は駄目だ。」と思うか、「結局80点しか取れなかった。」と思うか、「80点だ。頑張った甲斐があった。」と思うか、「80点取れた!次は、もうちょっと努力してみよう。」と思うのか。

以上のように、80点の受け止め方は、いろいろあります。あなたの受け止め方は、どれが近かったでしょうか?

受け止め方次第で、意味づけは変わります。








「平均点より上なら良い。」、「100点取れてない自分は駄目だ。」、「結局80点しか取れなかった。」、この場合の受け止め方は、自分に対してネガティブな感情がみえます。自分への期待がなく、”ねばならない思考”に縛られています。

「80点だ。頑張った甲斐があった。」、「80点取れた!次は、もうちょっと努力してみよう。」こちらの場合は、変化成長しようとする姿が見えます。自己効力を高めて行動している姿といえそうです。

あなたが物事で発している内なる言葉は、どんな言葉が多いのでしょうか。

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出来事は、一つの事実でしかありません。でも、それをあなた自身が、その出来事をどう解釈したかで、あなたの感情が動き、プラス思考にもマイナス思考にも変化してしまうのです。

不安や、怒り、恨みなどのマイナスの感情は、あなたの認知 “受け止め方” がマイナス思考だから、生み出されています。そこで、「その認知―あなたの受け止め方―をコントロールする方法」をお届けしようと思います。




あなたの認知をコントロールする5つの方法


(1) ● 今の会社に不満はいっぱいあるけれど、ここまで働き続けた会社だし、今よりも良いところに転職できるのか不安だし、辞めずにここにいたほうが安心かも。でも、先行きを考えるとやはり不安で、頭の中で、ぐるぐると不安が渦巻いてしまう。


ぐるぐると思考が回ってしまい答えが出ないわけです。私もそう考えていた時期がありました。古い体質の会社が駄目だとか、給料が上がらないから、上司が・・・などいろいろあります。そして、”自分はどうしようもできない”という思い込みが、漠然とした不安を生んでいるのです。でも、他人や会社を、あなたが思うように変えることなんてできません。変えられるのは、自分だけなのです。 


方法:まず、自分は何を求めているのか、何が欲しいのかを明らかにします。たとえば、“そもそも不満は具体的にどんなことか”、“何が得られたら私の不安はなくなるか”を理解するために、内省します。 具体的に、そして主体的に考えます。「勤め続けるとするなら、会社の先行き(プロコン)を調べる。」「転職を考えるのなら、世の中のトレンドを知る」など、リストを作るのも有効です。そのリストから、現状から脱出する方法として、「転職するために力をつけるには、何をするか」など、自分の未来は自分で作っていく“プラス思考”で行動できるようになります。




(2) ● あなたの人生の中で、過去のいくつかのネガティブな出来事が、いつまでも、ふっと思い出される。過去の自分の失敗や出来ていないことを思い出す度に、「自分はダメだ」と思ってしまう。


じつは、「ああやっておけばよかった」とか「中途半端な仕事をしてしまった」など、これらの小さな失敗ややり残したことへの後悔は、あなた自身が知らない間に「出来なかった自分」というレッテルを あなたの心の中に溜めています。


方法:今でも、思い出すことがあるなら、それをすべて「やり残し&小さな失敗リスト」に書き出してみましょう。その上で、今からでも行動できそうなことがあったら――たとえば、借りたものを未だに返していないのなら、「ずいぶん前に、あなたからお借りた〇〇をお返ししたいと思って、連絡しました。本当に遅くなってごめんなさい。良かったらお会いできませんか?」と、連絡を取って、会う約束をする――など行動に起こします。会えるかどうかは別にしても、あなたの中では、やり残したことに対して、”やるだけのことをした”と納得できた訳で、やり残しは「終了した」といえるのです。


それ以外の「やり残し&小さな失敗リスト」にあるようなことが再び起こったとしたら、次回自分はどう行動するかを書き出し、「出来なかった自分」から、「出来る自分」になる行動計画を作成します。

なぜ、このようなことをするかと言えば、自らの手で「過去の失敗」「過去のやり残した事」を終了させることで、あなたの認知が完結するのです。それによって、「自分はダメだ」というレッテルを消し去ることができます。




(3)● 自分の短所・できないことが気になってしまう。他人ができるのに、なぜ自分はできていないのかと思う。

やりたいのにできないとなれば、「私はダメな人間だ」と気持ちも滅入ってしまうかもしれません。たとえば、ピアニストに憧れても、手が小さければ「ピアニストには向いていない」と言われてしまうでしょう。やりたくてもどうしようもできないことは現実にはあるものです。「変えられないことに関しては、あきらめる」という割り切りも大事です。そして、自分で変えられることを変えて、成長して生きていくことを大事にしましょう。


方法ヒトは、他人の長所・できることに意識がいくもの。そして、ヒトは、自分の短所・できないことに意識がいくものです。
自分のできることは、自分では普通で当たり前と思うので、長所・できるという意識が弱いかもしれません。 

私たちは、もっと”プラス思考で考える”癖をもつことですね。自分のできること、長所を伸ばすことに力を注ぐことで、力は発揮できるものです。あなたの当り前は、決してみんなの当り前にはなりません。








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