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コラム(今月の言葉)|Column
「アベノミクスから、女性の活躍を支援する風が吹き始めたのか?」

最近、女性活躍推進や育児休業復帰対策など動きが、以前にも増して活発になっているように思う。
当の女性たちはどう思っているのだろう。共働き女性は、専業主婦より多くなったが、現在は横ばい状態となっている。この横ばいという意味は、男女役割意識がそうさせているのかもしれないと思える。
私がなぜそのように思うかと言えば、「男性が働く人:稼いでくる人」「女性は家庭を守る人:稼がなくていい人」とそういう意識が数値になっていると思えるのだ。


「働く」という行為は、「お金を稼ぐ」というだけで存在するわけではない。私たちは、社会的役割を担って生きている。この社会的役割は、職業的役割と家庭的役割で成り立っているといわれている。この二つの役割を大切にして生きていくことが、自分の人生を大いに彩ることになるのではないだろうか。
ひとつの世界だけでは自分の可能性を閉じているように思うのだ。自分の潜在意識との語りの中で、この大切な人生を冒険しても良いのではないだろうか。



また別の視点では、私たちは、両親との関係性の中で社会を知り、学校の中でも社会と文化を学んでいく。父親が会社に勤め、母親が専業主婦なら同じような人生をおくろうと思うのは自然である。
何の疑問も持たないだろう。それが悪いと言いたいのでは全くない。ただ、選択肢が狭すぎると思うのだ。他のモデルがいれば、その道を選ぶかもしれない。多様性が自分を知る手掛かりになる。いろいろな経験やいろいろな人とのかかわりが、自己を見つめるきっかけになるのだ。


最後に、新しい命は変化・成長する可能性をもって生まれてくる。自らの力の可能性を信じて成長を楽しんで人生を生きるように、子どもの力を引き出していくのは、親・教師の役割といえるだろう。「このように生きろ」と教えるのでなく、「どう生きたいか考えてみよう」と支援する関係性が大事なのではないかと思う。

しかし、この支援関係は子供の時で終わるわけでなく、社会人になった時、結婚・出産した時など、新たな環境変化、新たな出来事が起きた時に、「どう生きたいか考えてみよう」という問いかけが必要なのではないだろうか。一生を通じて問いかけてくれる人がいるだろうか、いてほしい。キャリアカウンセラーがその役割を担っているのだろう。そして、少なくとも自ら自分に問いかけながら生きていこうではないか。




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