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コラム(今月の言葉)|Column

自分の進路はどのように決めますか?

現在、女性が働くことは一般的なこととなっています。しかし、なぜか女性が職業を選択するときは事務職と決めている場合が多いのです。そして、それよりも以前に大学に進学するとき理系・工学系に進学する女性はこよなく少ないというのも事実でしょう。
また女性が一生働き続けたいと思ったときに、結婚や妊娠・出産を考えて働き続けることは無理ではないか、または働き続けないほうがよいと考えている人が約50%といった調査結果もあります。正社員としての継続就労をあきらめて、パートやアルバイトのような非正規社員の働き方や専業主婦を多くの女性たちは自ら選んでいるのです。

このような進路選択は、どのようにして成されていくのでしょうか。

進路を決めるにあたり、男性、女性といった性別(sex)で職業を決めるというよりも、生まれ育った環境の中でそれぞれの性別に望ましいとされる活動に参加して、男女役割意識を獲得していくとされています。
例えば親が男の子は野球、女の子おままごとといった性差(gender)による社会的な男女役割意識を持った遊びや、また学校での隠れたカリキュラムの中で培われることが多いといわれます。たとえば、生徒会の委員長やクラブの部長は男の子、副委員長はいつも女の子といったようなことがそれです。 このように社会化を通して、男性らしさ、女性らしさを育んでいくことになり、進路や職業においても男女役割意識の影響が表れると考えられているのです。

ですから、生まれてから今までの経験の中で、やり遂げてきたことは自信が持て、やってこなかったことや、やることを期待されないことは自信が持てないし、やろうとも思わないでしょう。潜在意識の中に、役割意識が隠されていると思われます。

自分が自信を持ってできることは、プラスの学習経験として育まれていきます。この自分に対する評価意識(自己効力感)が高ければ、新たなものにも挑戦していく力になっていきます。マイナスの学習経験は、自己効力感を下げます。
上司から、「あなたは管理職(部下あり)に昇進することになった」と言われたら、あなたはその話を受けますか? 出来そうもないと断りますか。経験のないことはできない。だから断るということでしょうか。または女性だからこれでいいと思いますか。

初めての仕事は誰だってうまくいきません。困難に立ち向かって、努力していく中で小さな成功を実感していきます。そして自分に向かって「できた!前の私とは違うよ。」と言って成長していくことが大切です。もっと自分自身の物事の捉え方を柔軟にして。今の自分から、将来の自分へ自己成長させていきましょう。



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