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コラム(今月の言葉)|Column

妊娠、出産、子育てしながら働き続けている女性が38.3%います。

今、「両立しながら働き続けている女性」の意識調査に向けて準備をしています。これは、私の放送大学の卒業研究として行なっていることです。ただ、このテーマは、今後も継続的に研究を行なう意思を持っているので、今回の意識調査は調査会社によってWeb調査を実施します。来年には、その内容をホームページでお知らせできると思います。
ホームページに質問票を見ていただけるようにしてありますので、興味のある方は回答に参加してください。

「両立しながら働き続けている女性」の意識調査になぜ興味を持ったかというと、男女共同参画21年度「男女能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査」の中に、妊娠・出産・子育てをきっかけに勤め先を辞めた経験の有無を訊いている質問があり、その回答の中に「辞めなかった」と回答した女性が2,377人中910人、38.3%存在していたという事実を知ったからです。
私は、子育てしながら両立している女性たちの多さに驚きを覚えました。働き続けている女性が多いのは十分理解していましたが、子育てしながら両立している女性はさほど多くないと、勝手に思い込んでいたようです。また、その調査では、働き続けている理由が、職場環境や家庭環境が中心で働いている女性自身に向けられていない、つまり能力や経験から生み出される自己効力感を加味していないことに物足りなさを感じました。


そこから疑問が湧いてきたということです。正社員として働き続けている女性たち(正規職員)と非正規として働き続けている女性たち(非正規職員)の意識の違いはあるのか。家事、育児、仕事と過重負担の中で、彼女たちはどのようなことに自信を持てると評価しているのか、また働き方の違いで持てる自信に違いがあるのか。生きがいはどこに持っているのか。働き続けている理由はどのようなことがあるのかなどです。もっと女性個人に着目して、経験の中から自己成長し続けている女性はどのような人かを探りたいと思いました。
 
そして仮調査を6月に実施して、働く女性の皆さんのネットワークから30名以上の方の声を聞かせていただくことができました。質問票への回答や直接お会いしてのインタビュー、メールインタビューで記述していただいたことから、それぞれの選択に違いをみることができました。少しご紹介します。

継続就労する理由として、正規職員では「仕事のやりがい」を最も多く選択しており、非正規職員では「仕事の面白さ」を多く選択している点が面白く感じました。その違いは、非正規の方は専門職が多かったこともありますが、自分の興味ある仕事をしていることがあげられます。正規の方については配属された部署の仕事をするので面白さではなく、仕事の成果に対する達成感や他者からのフィードバックによって、「やりがいを感じる」を選択したものと考えられます。どんなことが分かるのか、今からとても楽しみです。



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