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■ ストレスから抜けだしたい―あなたのレジリエンスを高める方法。
コロナ禍での生活は、疲れましたね。コロナがこれからどうなっていくのか、まだ明確な未来は見えていませんが、“お互いによく頑張っているね”と互いの健闘を称えたいです。
今回は、コロナ疲れなど、ストレスからうまく回復していくために、「レジリエンス」についてお話しようと思います。このコロナ疲れから、少しずつでもあなたの心と体の回復に役立てたら幸いです。
こんにちは、日本セルフエスティーム実践協会(JSELジェイセル)の小西です。
レジリエンス(resilience)という単語は、すでにご存じかもしれませんが、本来の意味は“変形されたものが元の形に戻る復元力や弾力性”という意味を持ちます。そこから、困難で脅威を与えるようなストレスフルな状況を経験したにも関わらず、うまく適応する過程や、能力、結果のことをレジリエンスというようになりました(Masten, Best, & Gramezy,1990)。
Pansies flower growing out of the brick wall on the sidewalk in historic Alexandria, Virginia.
レジリエンスを知るには、ストレスを知る
コロナ禍という世界共通の課題に直面した今、その国の人たちの価値観や進め方など、ネット社会になったからでしょうか、世界の人たちのコロナ禍での営みを間近に見ることができました。世界の人たちもまた、粘り強くコロナというストレッサー(ストレスの原因)と向きあっているなあと思います。
コロナだけでなく、私たちの日常生活には、ストレスフルなことってけっこう多いですね。じつは、社会生活やライフイベントの変化で、新たな環境に適応し直すことは、私たちにとってストレスになることが分かっています。
あなたはどんな時にストレスを感じていますか?
たとえば、ホームズの研究で、5000人以上の患者の発病に関連したライフイベントを収集して、日常のストレッサー(ストレスの原因)を43項目選定し、それぞれ得点化した研究があります(Holmes & Rahe,1967)。
" 43項目のライフイベントを見ると、ストレッサー1位になったのが配偶者の死、2位は離婚でした。また仕事の再調整が15位、転職18位など。大きな環境変化や人間関係がストレスをもたらす要因になっています。
また、ストレスとは結びつかないと思える結婚であっても、7位と高く、夫婦の和解についても9位に。このように、私たちは、家族を失くすことは大きなストレスになりますが、家族を育んでいくプロセスもまたストレスをもたらす要因になるということです" |
このように、新たな環境と出会うたびに、“適応し直すことに、ストレスを感じる私たち”と言えそうです。
ストレスは避けることが出来ないというなら、どのように対処して、どのように回復し、良い状態をキープしていくかが課題になります。そこで、レジリエンスの出番です。レジリエンスは、「困難で脅威を与えるようなストレスフルな状況を経験したにも関わらず、うまく適応する過程や、能力、結果」を生みだせるからです。
あなたはどのようにしてレジリエンスを高めていきますか?
レジリエンスはどう身につくのか、そしてどう高めていくのか、3つの視点で見ていくことにしましょう。
レジリエンスを高めるには
回復
人生の中で私たちは、困難な状況に直面したら、一時的に落ち込んだり、心身に何らかの問題が生じることもあります。かなり困難な状態から、歯をくいしばって耐えているうちに、少しずつ回復している自分に気づくこともあったはずです。このような経験からレジリエンスがついていきます。
続きはこちらへ https://jsel.jp/2376/
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