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コラム(今月の言葉)|Column
キャリアカウンセリングで、ヴィジュアライズする能力を鍛える意味 

私にとってのキャリアカウンセリングは、クライエントが悩みの本質に気づき前向きに人生を生きていくことができるように支援する機会と理解している。
クライエントが自らの悩みの本質に近づく支援とはどうしていけば良いのか。
私は、クライエントが語っていくストーリーをカウンセラーがヴィジュアル化してクライエントの世界を共に見ていくことから始まると考えている。

そのためには、クライエントにそう感じたその時点に戻り、その光景を語ってもらえるように問いかけていくことから始まるだろう。そして、その光景を横に並んで一緒に眺めながらクライエントの想いや感情をできるだけ理解しようとしていく。

このプロセスは、クライエントにとっては、私の問いかけでその経験を再生して、自分なりに言語で表現していくことになる。クライエントは自分の想いや感情について深く考え、自分と向き合うことにつながっていく。



クライエントとカウンセラーは、昔のことは全く知らない者同士であり、言ってみれば赤の他人なわけだ。それが、かえって良いと思う。育った環境も違い、世代も違う。職業も違う。その違いが、クライエントにとって新たな視点を生み出す可能性を秘めているようにも思う。つまり、クライエントには見えていないものが、別の視点からの問いかけによって見えていくからだ。

この世に同じ人間などいないのだ。人間は、自分なりの枠組みの中で人を理解していく。しかし、カウンセリングは、自分の枠組みになかでクライエントを理解することはできない。


カウンセラーは、自分の経験の中の認識だけにとらわれず、想像力をフル回転してクライエントの語りを通して深くクライエントを理解していくことで、「カウンセラー自身の新たな認知」を生み出していく。
ヴィジュアライズする力を鍛えることで、「新たな認知」をカウンセラーも学ぶことができると信じている。




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