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コラム(今月の言葉)|Column

人は、何故その人を好きになるのだろうか?恋愛の話ではありません!<対人魅力・その3>

今回は、三つ目の「類似している人に好意を持つ」をお話ししましょう。

この「類似している人に好意を持つ」ということに、賛成される方もいらっしゃると思いますが、反論を唱える方もいるのではないでしょうか。

例えば自分の好きなタレントや野球チームが相手も好きなら、意気投合し相手に好意を持つでしょう。これは、「類似している人に好意を持つ」ことになります。
しかし、自分にないものを持っている人に出会うとその人に対して好意を持ったり、むしろ自分と似た人は、どちらかというと嫌いであると考えている方も多いかもしれませんが、それでも私たちは、「類似している人に好意を持つ」ようです。

なぜ、自分に似ている人に好意を持つのでしょうか。
社会で生活している私たちは、日々いろいろなことを判断して生きていますが、答えが一つとは限りませんね。一つの決断をするために、いろいろな仮説を立て、自分としてよりベターな判断をしたいと考えて結論を出しています。ところがその決定に対して、自分は本当に正しいのかどうか不安を抱いた経験を持ったこともあったでしょう。

つまり自分の趣味・意見・信念の正しさは、周りの人と比較することでしか確かめようがありません。自分と類似した趣味や、考え方の人に出会うと、自分の正しさが証明され、自尊心(self−esteem)を保てるという快い体験ができるわけです。類似性は、自尊心を保ち自信を持って生きていくために必要なことだといえます。

ただし、この類似性ですが、自分にとってどうでも良いことが類似しても意味を持ちません。あくまで自分にとって大事なことに対して類似していると相手に好意を持つようになりますし、類似する態度の比率が多くなるほど相手に対する魅力度は高くなると考えられています。

身近な例として、初めてあった方と話をする際、この「類似性」を活用することが出来ます。相手とのラポール(心の架け橋)を築くために共通の話題を見つけたりしますが、共通の話題が見つかると急に親密感が増すように感じられると思います。例えば、趣味、出身、好きな食べ物、好きなお店などが同じと分かっただけでも、相手はあなたに好意を持つようになるでしょう。


*参考文献:社会心理学 藤原 武弘著 培風館

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